アメリカには金も夢もあった

by ηφβμ on 2014/11/03, 13:15

お久しぶりです。ηφβμです。

ずっとサボっていましたが、また更新していこうと思います(なるべく毎日)





11月1日(土)

推進工学研究室の同窓会が執り行われました。

12年ぶりに行われたこの会には、50名以上の推進研OB、現役生が集まりました。

大先輩のありがたいお話を拝聴し、

宇治の超空気力学実験室ができた当初からの歴史を初めて知りました。



11月2日(日)

GEC、AVSに向けていよいよアメリカへ出発。

ここまで40時間ぐらい不眠だったので、飛行機ではずっと寝てました。

特に遅延もなく、体は無事着いたのですが、

何と同行している小畠くんの荷物がロスト!

発表資料など最低限のものは、手荷物で持っていたので大丈夫でしたが、

着替えが全くありません。

はたして荷物は帰ってくるのでしょうか??

明日以降、乞うご期待!!笑

~おまけ~

ワシントン空港出発時(荷物を預けた直後)

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ローリーについて夕食(荷物ロスト後)

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11月3日(月)

GEC初日。

朝はものすごく寒かったです。

朝ランニングしていると、近くの公園で大量のリスを発見。

みんな何かを一生懸命食べていました。

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朝食を済ませ、20分ほど歩いて学会会場へ。

受付でもらったカバンの中には生のリンゴが!!w

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なんていうか、もう、発想が違いますね。

徐々に英語耳を慣らしつつ、聴講して初日は終わり。

しかし、ローリー(Raleigh)にはあんまりお店がない。。

今日も夕食のために15分ほど歩きました。。

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いかにも、アメリカ的なハンバーガー。

すったにんにくが入っていて、食べたら地球規模の懐かしい味がしましたww

明日は発表当日です。緊張します。

あ、小畠くんの荷物は無事帰返ってきました。つまんね~w


11月4日(火)

いよいよ発表当日。

相変わらず、前日に20回ぐらい練習した暗唱例文をひたすらしゃべるだけ。

とりあえず発表が苦手な人はスライドを見たら言葉が口をついて出てくるくらいまで練習するのみです。

Smart River 先生曰く、「40回ぐらい経験したら自分の言葉でしゃべれるようになる」そうです。

年イチのペースで海外学会に行っているようでは、おじいちゃんになるまで無理ですねww

もっと海外に行かねば!!


夕食は Smart River 先生にお招きいただき、お友達というクアルコムの方と BBQ レストランへ。

しかし、先生のコミュニティはどのように開拓されているのでしょうか?

人を引き付ける魅力、能力、業績、、、

この辺りを身につけていくことが大切なのでしょうか?

師曰く「友達ができるのは、30代が最後」らしいので、

それまでにはそうしたスキルを会得せねばいけませんね。


11月5日(水)

この日は UCB の Graves 先生の基調講演がありました。

先生の “Fundamental plasma science directly affects to practical plasma technology.” というお言葉は、

まさに自分の目指すところであり、非常に感銘を受けました。

そんな研究こそ “marvelous research” だそうです。


しかし、そんなプラズマプロセスの大先生も最近はプラズマ医療へシフトしているよう。

やはり、時代の流れはそっちなのでしょうか?

もしこれからもプラズマに携わっていくのであれば、よくよく考えないといけません。


午後は近く(といっても徒歩20分)のコインランドリーで洗濯を済ませてから、

ホテルの近くにあった博物館に行きました。

この拍鬱刊は州立(?)の研究所に並立されていて、入場料はタダでした。

それでも展示は素晴らしかったです。

クジラの骨があったり

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恐竜の骨があったり

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カエルがいたり

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明日は移動日です。


11月6日(木)

次なる目的地 Albany(アルバニー)へ移動。

アルバにーはニューヨーク州の北に位置しており、ローリーよりも寒いです。

午後は近くのカフェでまったり。

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明日は GE の研究所見学です。

楽しみ~


11月7日(金)

斧研卒業生の三木さんの案内で、GE Global Research を見学。

朝から丸一日、見学のルートをきちっと組んでいただき、じっくり案内していただきました。

あんまり何がどうとか書いたらいけないと思うので、詳細は端折りますが、

とにかくもう自分の今の居場所と違いすぎて、圧倒されました。


優秀な人がたくさんいて、その中で一番になるために切磋琢磨している環境。

多種多様な人材が長所を生かしつつコラボレーションし、新しい発見をしていく環境。

これが世界トップクラスの企業なんだと思いました。

日本の会社のことは僕はよく知りませんが、全然違うのでしょうか?(そんなことはないと信じています)

努力し日々結果を残すことが、自分の給料とキャリアに直結する社会。

特許を200本もとったり、社内技報を500本も書いたりする化け物がいる世界。

そんな化け物になることはできずとも、その中に身を置いてチャレンジし続けることは、

自分をさらなる高みへと歩ませ、確かな自信につながるのでしょう。

僕にはまだその自信はありませんが、自分の行くべき世界がどこなのかわかった気がします。


夕方には三木さんの素敵な彼女さんに近くのショッピングモールを案内してもらい、

夜は研究所での仕事を終えた三木さんと4人で一つ隣の町、スケネクタリーへ夕食にいきました。

このスケネクタリーという町は、エジソンが GE を始業した街だそうです。

しかし、アメリカでは隣の町まで車で飲みに行くのが当たり前なんですね。

今回は高速道路を使って、宇治・桂間よりも遠い距離を移動しました。

飲酒運転も少量であればOKだそう。


とても充実し、刺激的で、楽しい一日でした。

三木さん、ありがとうございました。

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11月8日(土)

アルバニーを後にし、一路ニューヨークへ。

ニューヨークへはバスで移動しました。

しかし、これがとんでもないバス(昨夜、三木さんの彼女に、それはChinese busだと笑われた)でした。

同じようなバスが2種類あったようで、どうやら悪いほうをつかんでしまったらしく、

見た目は観光バスですが、中はオンボロなバスに揺られて3時間。何とかニューヨークに到着。

午後数時間だけ時間があったので、5番街を歩いたり、近代美術館に行ったりして、ニューヨークを散策しました。

明日はこの度4つ目の都市 Baltimore(ボルチモア)へ行きます。

アメリカの中でも指折りな危険都市らしいので、どんなところかヒヤヒヤです。


11月9日(日)

この旅で一番しょぼいホテルに泊まっていましたが、

目覚めると、隣の部屋から外人が盛っているのが聞こえてきました。

朝5時やぞ!?ww


空港で小畠くんと別れ、ボルチモアへ。

空港からは電車で移動することにしましたが、チケットを買っていると、

黒人の青年にチケット代をせがまれました。

ああ、やっぱそういうところなのかと思いました。


会場の近くのホテルだったので、下見もかねてあたりをうろうろしましたが、

そんなに日中から危険そうなわけではなく、別に普通の町でした。

たぶん時間帯とか場所によるのだと思います。(やっぱり怖いので夜は出歩けませんが。)

海の見えるレストランで、昼食をとり、近くの水族館に行きました。

アメリカは海沿いの都市に行くと必ずと言っていいほど水族館がある気がします。

もう3年連続でアメリカの水族館に行っていますww

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ボルチモアは雰囲気の良い港町。またカエルと出会う。

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水などの必要物資を手に入れ、ホテルのランドリーで洗濯。

前の人の洗濯物が残っていたので、自分の持ってきた袋に入れておいたら、

両替しにロビーへ行っている間に袋をパクられました。。(コーナンのでかい袋)


何か今日はあまりツイてなかった気がします。長旅の疲れのせいでそう思うのでしょうか?

明日から AVS が始まります。スライドの手直しをこれからします。


11月10日(月)

AVS 初日。

特に何もなくw


11月11日(火)

AVS 二日目。

明日が発表なので、早々にホテルに戻りひたすら練習。

時間はちょっときついくらい・・。

あと、3回練習して寝ます。


11月12日(水)

AVS 三日目。発表当日。

やっぱりレコーダのように記憶した英語をしゃべるだけ。

練習の時よりも早口になってしまい、1分くらい残して終わってしまいました。。


この三日は会場とホテルを行ったり来たりだったので、特に変わったことはありませんでしたが、

大学の先生方や企業の方々にたくさんお世話になりました。

就職活動を控えているηφβμにとっては、

いろんな話を聞けてよかったです(あまり夢のある話はなかったけれど・・w)



~この旅のまとめ(全然まとまってませんが)~

今回はいつにもまして濃密で有意義な出張でした。

発表もそれなりにうまくなっているのが実感できました。

Smart River 先生曰く、スライドはまだまだ、らしいですが。。。

それでも、英語の勉強はしなければならないと思いました。

今後の進路についても、いろいろ考えさせられました。

第一線で活躍している大先輩方の話を拝聴し、

就職はできても、なかなか厳しい世界が待っていることを改めて知りました。

それは仕事が忙しいとかいうことではなく、日本と世界のこれからという意味で。

うちに是非どうぞと言ってくださる企業の方もいれば、うちはやめとけとおっしゃる方もいました。

発表を聞いてポスドクに来ないかとメールをくれたアメリカの先生もいました。

GEに行ったときは夢物語のようだった海外ポスドクがいきなり現実になってかなりびっくり。

しかし、考えれば考えるほど、

自分に誘ってもらえるような価値があるのか、正直自分ではわからなくなりますね。。

迷ったら行く、を信条にしていますが、ここは迷います。。。

Smart River 先生には以下のようなアドバイスをいただきました(ηφβμなりの意訳が入っていますが)。

「大事な選択をするときは、過去を振り返る。

目先の未来に惑わされず、過去から続いてきた自分の延長線上にその未来があるかを見定める。」

自分はまだまだ発展途上なので、もっといろんな世界を見にいかねば!

知って、覚えて、動いて、考える。「知覚動考(ともかくうごこう)」

(これ ↑ は、GACKT様のお言葉wwぜひ ↓ どうぞww)



そのほか、いろんな方に名言(というかηφβμが感銘を受けた言葉)をいただきました。

「鉛筆と紙だけで仕事ができないなら研究やめろ」、「付加価値のある人間になれ」

「エンジニアなら定量化しろ」、「基準のないものに基準を作れ」

「生き残るために歴史を学べ」、「歴史の一員であることにプライドを持て」

しっかりと受け止めて、自分のものにしなければいけませんね。

本当にいろんなことを考えさせられた旅でした。

考えがまとまっていないのが、文章からよくわかると思いますww

日本に帰ったら、読み直して、もう少し読みやすくします(しないかもしれません)。

さて、今日は日本に帰ります。

自分の今いる場所、歩んできた道、歩んでいくべき道をしっかり見つめて、もがき苦しみたいものです。

出発前よく聞いてた曲。阿部真央「世界はまだ君を知らない」



でわでわ。





・・・何とかコンスタントに更新することができました。

来週からどうしましょうかね?

あんまりプライベートなことを書いてもいけないでしょうし、

かといって研究室での毎日には特に代わり映えしませんし。

つまんないフェイス何とかみたいになっちゃいそうですww


3 Comments

ηφβμ
11月 3, 2014 at 13:28

スパムが多いので、コメントはログイン後にしか書き込めない設定になっています。
御手数ですが、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
ログインIDを持っていない方は、ηφβμまでご連絡ください。


 
ηφβμ
11月 3, 2014 at 13:44

test


 
goleo
11月 4, 2014 at 23:58

お疲れ様です。
アメリカでもその味を思い出させる地球規模おそるべし。

フットサルの記事も更新しないとダメですね^^;


 

© Students of the Propulsion Engineering Laboratory, Kyoto University.