Research

京大推進研

2017年2月6日 (月) 18:59時点におけるAdmin (トーク | 投稿記録)による版
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当研究室では,宇宙工学,プロセス工学の中心である"プラズマ応用"に主眼を置き,プラズマと接する固体表面・界面でのナノスケール反応機構の理解・応用を目的とした研究を行っています.プラズマ物理,表面反応物理,薄膜固体物理,信頼性物理を基礎とし,特に,プラズマ中の原子分子・電子・イオン・フォトンと,絶縁膜,半導体,金属材料とのナノスケール相互作用の解明を通して,プラズマの工学的応用ならびに極限環境下で高機能・高信頼性を実現する新材料,機能素子,システム設計を探求しています.

主な研究テーマ

極限環境下における固体表面界面のナノスケール反応機構に関する研究 プラズマと固体(絶縁膜,半導体,金属)表面とのナノスケール相互作用は,その材料物性のみならず,システム全体の信頼性寿命に影響します.原子レベルでプラズマ-固体表面反応を理解することで,極限環境下での材料腐食などを予測・制御することを目指します. (例:イオンエネルギー・フラックス最適化,統計的ばらつき・ゆらぎ最適制御設計,分子動力学・量子化学計算科学など)

極限環境下で用いられる新機能材料創製とその信頼性物理に関する研究

  宇宙空間のような極環境下において高性能・高信頼性を達成する新しい材料・デバイス設計を実現します. (例:宇宙用途を鑑みた耐プラズマ性・超硬度特性をもつ薄膜BN構造材料設計,耐放射線性をもつ抵抗変化型メモリデバイスの高信頼性設計など)

新機能材料設計のための新しい電気的・光学的物性解析手法の研究

  高信頼性材料設計を可能にする,誘電関数・量子トンネル過程に着目した新しい解析・設計手法を実現します. (例:ナノ領域での新変調反射率分光・キャリア捕獲準位密度定量化など)