研究室対抗野球大会2011/2011.6.21 vs 椹木研 ハイライト

京大推進研

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連日の雨模様から一転、空は晴れ渡り、気温も上昇。

最高の野球日和となった、プロパルジョンズの第2戦。

(火曜日だけ晴れますね。誰が晴れ男なんでしょう?)


初戦を劇的な逆転勝ちで飾り、一気に波に乗りたいところだが、

圧倒的チームリーダー中崎には、ある不安があった。


 「勝利を収めた後は、どんな人間でも油断する。

  そうなると勝負の熱が冷め、

  弱い相手に足元をすくわれることが勝負の世界ではよくある。

  ましてや、プロパルジョンズはできたてのチーム。

  そうした慢心がきっとあるはずだ・・・。」


今日の相手は、椹木研。

第1戦、田畑研に勝利し、現在1勝。


予選リーグ突破の条件は、1位になること。

つまり、今日の試合は、勝利したチームが、

予選リーグ突破に大きく近づくことができる大事な一戦である。


 「どうすれば、チームの士気を高め、勝利に導くことができるか。」


2限、動的システム制御論の授業中、一番前の席で、

中崎は、そんなことを考えながら、

椹木先生のハスキーボイスが引き起こす眠気と戦っていた。


そんな時、中崎に一通のメールが届く。



   ざわ・・・



熱心に授業を聞いていたわけでもないのに、

「授業中にメールしてくんなよ」と内心舌打ちしつつ、

送り主を確認すると、佐藤さんからである。


 「中崎!俺はどうしても野球がやりたいんだ!!」


2週間も前から、参加できないと言っていた佐藤さんがまさかの参戦。


 「な、なんてやる気なんだ!」


佐藤さんの圧倒的やる気によって、

中崎は覚醒し、授業を最後まで集中して聞くことができました。


さらに、3限も終わり、試合に向けて、

西武中島のホームランをひたすら見続け、

イメージトレーニングに励む中崎のもとへ電話が。



   ざわ・・・   ざわ・・・



真剣に中島のバッティングを研究していたので、

「邪魔すんじゃねぇよ」と心底怒りながら、

電話の主を確認すると、佐藤さんからである。


 「中崎!暇すぎる!早く野球をやらせてくれ!」


佐藤さんは早くもグラウンド入りしている様子。


 「な、なんてやる気なんだ!」


佐藤さんはどうやら、

H立の面接を蹴って、野球に来てくれたようです。


佐藤さんの圧倒的すぎるやる気によって、

中崎の悩みは杞憂だったことがわかりました。



グラウンドに着くと、前回遅刻した志水さんの姿が。


 「なんすかー。志水さーん、やればできるじゃないッスかー」


今日も遅刻したらまた叩いてやろうと思っていたのに、

と内心舌打ちしつつ、話しかけると、


 「今日は歩きできたから、早く着いただけや。

  別にチームのために早く来たわけやない」


と、意味のわからない理由に加えて、まさかのツンデレ発言。

中崎はどん引きでした。



そんなこんなで、試合開始。


1回の裏、プロパルジョンズの攻撃。


不動の1番、横江さんが打席へ。

前回の5タコを猛省し、

この1週間中崎と共に秘密の特訓を重ねてきました。


前回とは違う圧倒的オーラを纏い、

相手投手の甘い球を待ちます。



ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド・・・・・・



結果はフォアボール。


それでも、横江さんの異様なオーラに恐れをなした相手投手は、

続く2番志水さんにもフォアボールを与えます。


急遽3番に座った野内くんがセカンドゴロに倒れるも、

1アウト1、3塁。打席には4番に入った主砲中崎。

フルカウントからの8球目。



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・



ボカーーーーーーーン!!

見逃せば完全にボールの球を強引にレフトに運び、

3塁ランナー横江さんを返す先制のタイムリーツーベースを放ちます。


ランナー2、3塁とし、続くバッターは松岡さん。

1ボールからの2球目。



ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド・・・・・・



カキーーーーーーーン!!

相手投手の甘い球を完璧に弾き返した打球は、

左中間を破る2点タイムリーツーベース。

4番5番の連打で、幸先良く3点を先制します。


もう止まらないプロパルジョンズ打線。

6番佐藤さんの絶妙なショートへのポテンヒット、

7番福島くんの絶妙なピッチャー前内野安打でつなぎ、

1アウト満塁のチャンスを作ります。


8番阪本くんはピッチャーゴロに倒れますが、

続く9番森くん。



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・



キーーーーーーーン!!

初球を振り抜いた痛烈な打球は、

セカンドの股を抜く2点タイムリーツーベース。


前回とは一転、

打者一巡の猛攻で、5点を取り、相手投手をノックアウトします。


ピッチャーが変わり、迎えるバッターは1番に返って横江さん。

2アウト2、3塁、1ストライクからの2球目。



ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド・・・・・・



ドカーーーーーーーン!!

目の覚めるような打球は、レフト前へのタイムリーヒット。

7打席目にして、ついに待望の初ヒットを放ちます。


さらに、2アウト1、3塁で2番志水さん。

1ストライク3ボールからの5球目。



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・



カキーーーーーーーン!!

鮮やかにライトへのタイムリーツーベースを放ち、

サードランナー森くんを還します。


1回から、打者12人、7安打、7得点の猛攻で、

プロパルジョンズが試合の主導権を握ります。


投げては、先発中崎が、2回を投げ、打者6人に対し、

5奪三振と圧倒的なピッチング(1試合目と合わせて、奪三振率約64%)。



さ、さすがにこれでは空気が読めなさすぎる・・・・・・



そこで、3回からは志水さんがマウンドへ。


先頭バッターを打ち取るも、

続く打者2人に連続フォアボールを与え、

1アウト1、2塁のピンチを招き、その後連打を浴び、2点を失います。



やっと試合らしくなったと思ったら、ここからまさかの投手戦へ。


相手の2番手ピッチャーは、

なぜ最初から出てこなかったのかが疑問になるくらいの好投を見せ、

プロパルジョンズ打線を完全に封じ込め、2回から5回まで得点を許しません。


一方の志水さんは、

自己責任のヒットや、自己責任のフォアボール、サード横江さんの度重なる送球エラーで、

毎回ランナーを背負うものの、

ライト阪本くんのファインプレーや

キャッチャー松岡さんのファインプレーに助けられつつ、

毎回奪三振の力投で、追加点を許しません。

(なんすかー。志水さーん、やればできるじゃないッスかー)


試合が動いたのは、6回裏のプロパルジョンズの攻撃。


先頭は、ここまで力投でチームを引っ張る志水さん。

前回叩かれたのがよっぽどこたえたのか、

打席でも圧倒的な集中力を発揮します。



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・・・・



カキーーーーーーーン!!

ここまで好投を続ける相手投手の初球を弾き返し、

センターオーバーのツーベースを放ちます。

(なんすかー。志水さーん、やればできるじゃないッスかー)


このランナーを4番中崎がきっちり還し、ダメ押しの1点。



最終回も志水さんが締め、8対2で勝利。


これで2連勝としたプロパルジョンズは、

勝ち点を6に伸ばし、予選リーグ単独首位。

次戦で勝つか引き分け、

負けても大敗しない限り予選リーグ突破が決まります。

(まぁ、勝ちますが。圧倒的に)




<<今日のヒーロー>>



打っては2打数2安打2四球1打点、

投げては8奪三振と投打で活躍した志水さん

(なんすかー。志水さーん、やればできるじゃないッスかー)


志水さんのショートバウンドを体で止めまくった挙句、

最後にファールチップを喉元にくらって満身創痍の松岡さん

(次回も厚い胸板に期待します)




ーーーーーーーーー番外編ーーーーーーーーー


打球が1球も飛んでこず、暇を持て余した佐藤さんは、

対面で練習していたソフトボールサークルの女子を見て一言。


 「女の子が守ってるときにさぁ~、××がめっちゃ××××しててさぁ~」



ヤレヤレ┐(´д`)┌