京大推進研
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2012年4月1日 (日) 00:05時点における最新版
「ヌルいで、兄サン。
手が来とるときは、がべらんかい」
『アカギ』より 浦部、ニセアカギ戦での一言
待ちに待った、研究室対抗野球大会予選リーグ第3戦 。
前の試合から待つこと 4ヶ月 。ついにこの日がやって来ました。
あまりに楽しみすぎて、松岡さんが試合開始1時間半前から
「もう行かな間に合わへん」
と騒ぎ出す始末。
(騒ぐわりには何とかいうクソゲーをずっとやっていた)
晴天にも恵まれ、絶好の野球日和。
やる気満々の プロパルジョンズ は、 相手がまだ一人も来ていないのに全員集合 という、
逆宮本武蔵戦法で、今日の対戦相手、田畑研を迎え撃ちました。
状況的には、
プロパルジョンズ2勝(得失点差+8点)
田畑研2敗(得失点差ー18点)
ということで、勝敗はやる前に見え見え。
先に言っときます。
ボロ勝ちしました。
という訳でハイライトを書くわけですが、
攻撃があまりに長いので、サクサク進めたいと思います。
試合前のジャンケンで中崎が負け、先攻を奪われ、後攻に。
今日の先発は 松岡さん
週に3回はブルペン(という名の空き地)で投げ込みを行い、満を持しての先発です。
しかし、
ガシャーン!!
あまりの緊張にボールはすっぽ抜け、キャッチャーの横江さんも取れず、後ろのフェンスを直撃。
それでも、バックの声援( というよりヤジ。主に、志水、中崎による )に助けられつつ、先頭打者を三振に打ち取ります。
その後は、2つの六球を出しナインに不安感を与えるも、なんとか相手打者を打ち取り、初回を0点で切り抜けます。
その裏、ヨレヨレの松岡さんを助けようと、打線が奮起します。
(ちなみに、川那辺さんのドタキャンにより8人しかいないので、打順は8番までです。)
1番横江さん、2番阪本くんが六球を選び、いきなり無死一二塁。
迎えるは、3番 志水さん
シミズ:「まぁ、見とけ。俺がスタンドに放り込んだるわ」
というのも、今日のグラウンドは、ライトフェンスが異常に近く、
左打者(主に、志水、中崎)はホームランしか狙っていませんでした。
そして、
ボカーン!!
高々と打ち上げた打球は、飛距離十数メートルのピッチャーフライ。
志水さんはすごすごとベンチに退きます。
ナカザキ:「まったく、ダメですねー志水さんは。まぁ、僕のバッティングでも見て勉強してくださいよ」
続く 中崎 も大口を叩き、打席へ。
ボカーン!!
高々と打ち上げた打球は、飛距離数十メートルのライト前ポテンヒット。
「ダメだ。こいつら・・・」
ナインの冷めた視線を受けつつも、なんとか繋ぎ、一死満塁。
打席には、5番 松岡さん
マツオカ:「チッ。あんな奴らに期待した俺が間違いだった。俺が決めてやる!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
弱気な松岡さんはキッチリ六球を選び 、押し出し。
横江さんが先制のホームを踏みます。
続く打席には、6番 野内くん
ノウチ:「ホンマにしょうもない先輩たちやで。俺の居合道を見せつけてやる」
ちなみに試合前、バットらしき細長い袋を持って現れた野内くん。
ヨコエ:「何それ。バット??」
ノウチ:「刀です」
う~ん。ひと味違うぜ。
打席でも、相手投手のスローボールを一閃。
あわやホームランか という打球でしたが、フェンス際でライトにボールを叩き落とされ、ただのヒットに。
それでも、サードランナー阪本くんが2点目のホームを踏みます。
その後、
7番福島くんのサード弱襲ヒット、8番森くんのレフト前ヒット、横江さんの押し出しでそれぞれ1点ずつ、
志水さん、中崎のタイムリーで2点ずつを追加し、 計9点 を先制します。
大量点をもらい、少し落ち着いた松岡さん。
2回、先頭打者に今日初めてのヒットを浴びるも、
後続を難なく打ち取り、2回も0点に抑えます。
そして、2回裏。この男が本領を発揮します。
二死一塁で打席には 志水さん
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
バコーーン!!
低めのボールを上手くすくい上げ、打球はそのままライトスタンドへ。
シミズ:「まぁ、俺がちょっと本気出したら、こんなもんやろ」
志水さんの今季初となる2ランホームラン でプロパルジョンズは2点を追加します。
これで完全に立ち直った松岡さんは、
松オストレート、松岡ーブ、松オスライダー など、
多彩な球種を武器に打者を寄せ付けず、3回を零封、4奪三振。
初登板にしては、まずまずの成績を残し、マウンドを降ります。
その裏の攻撃。今度は、この男が本領を発揮します。
ヒットで出塁した松岡さんを一塁に置き、打席には 福島くん
「打撃にはあまり期待しないでください」と、7番に座ってはいましたが、
きっと心の中ではこう思っていたのでしょう。
フクシマ:「松岡さん、投打に活躍してるな・・・。きっと、またハイライトにもいっぱい登場するんだろうな・・・。
くそー。俺だってやればできるんだー!!」
(以下、訳)
ソムリエ:「松岡さん、一塁でヘラヘラしやがって。きっと、また京アニに行ったこと思い出してるんだろうな・・・。
くそー。なんで俺も連れていってくれなかったんだー!!」
けいおーーん!!
凄まじい気合が叩きこまれた打球は、レフトの頭上を高々と越えて行きました。
レフトにもフェンスがあれば、 余裕でホームランだった ことでしょう。
続く森くんは手堅く六球を選び、一死満塁に。
ここから、横江さんのセンター前ヒット、阪本くんのピッチャー弱襲ヒット、志水さんのライト前ヒットで1点ずつを追加し、
迎えるは、4番 中崎
ナカザキ:「志水さんに先を越されてしまった・・・。だが、落ち着け。あんなものは ただのライトフライ だ。
本物のホームランがどんなものか見せつけてやる!!」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ・・・
お母さーーん!!
完璧に捉えた打球は、放物線の頂点付近で柵を超える程の 特大グランドスラム
家に帰り、一番に母に報告すると、「よくやった」と渡した誕生日プレゼント以上に喜んでくれました。
これで完全に試合を決定づけ(というかだいぶ前に決まっていた)、最終回の守りへ。
最終回のマウンドへは 勝ち数を稼ぐため 、志水さんが上がります。(中日の吉見と同じやり方)
シミズ:「松岡はなんとか抑えよったが、まだまだやな。俺との格の違いを見せつけとくか」
バシーーン!!
紐を付け替え生まれ変わった横江さんのグローブ に安定したストレートを投げ込みます。
シミズ:「まぁ、俺がちょっと本気出したら、こんなもんやろ」
しかし、なんとか一矢を報いたい相手打者のやる気の前に、その驕りは禁物でした。
ぼこっ・・・!!
鈍い音を残し、打球はピッチャー、キャッチャー、サードの丁度真ん中に転がり内野安打。
シミズ:「先頭バッターを出してしまった。だが、あんなしょうもない打球で俺に勝てると思うなよ」
バシーーン!!
続く打者を三振に切って取り、勢いづく志水さん。
しかし、調子に乗った志水さんは 最悪の戦法 に打って出ます。
ばこっ・・・!!
どっしりとした構えで一見長距離打者に見える相手打者に対し、
自慢のストレートをその脇腹にお見舞い します。
しかし、本大会の規定上デットボールはなし。つまり・・・、
シミズ:「計画通り・・!!相手は弱っている。今しかない!!」
と、相手にダメージを与えた後、ピッチャーフライに打ち取りドヤ顔 。
きっとこのせいで 天罰 が下ったのでしょう。
続く打者に、またしても絶妙な内野安打を打たれ、一二塁。
さらに、続く打者に右中間を破られ、失点。
試合後、誰のせいでもないのに、
シミズ:「あれ(絶妙な内野安打)はエラーやから、自責点ちゃう」
と喚いていましたが、 記録に厳しい松岡、横江、中崎 が一蹴し、自責点にしてやりました。
というわけで、久しぶりの野球を思う存分楽しみました。
次からは、決勝トーナメント。まだまだ、応援よろしくお願いします!!